悩みのテーマ 心理的安全性・積極的傾聴

Story

画面越しの一対一で、課長が「聞いている」を、大きめに伝えた話

広告代理店 制作課長・40代前半 人間関係

広告代理店の、制作課長、島田は、在宅勤務の、部下との、オンライン面談に、苦戦していた。

画面越しの、部下は、いつも、黙りがち。

「最近、どう」

「特に、ありません」

沈黙が、続く。

島田は、画面の、中の、部下の、顔を、見ていた。

だが、部下には、島田が、画面を、見ていない、ように、見えていたのかも、しれない。


同僚の、課長に、聞いた。

「オンラインでは、反応を、大きめに、すると、いい」

「大きめ」

「うなずきを、大きく。相づちも、声に、出す。カメラの、レンズを、時々、見る」

島田は、試した。

次の面談で、うなずきを、いつもの、倍にした。

相づちも、声で、出した。

「なるほど」


部下の、井上が、話し始めた。

「新しい、企画が、難航していて」

島田は、深く、頷いた。

井上は、少し、笑った。

「課長、頷いて、くれていると、話しやすいです」

島田は、話し終えた後、一拍、待った。

声が、重なるのを、避けるためだ。

「どうぞ」

促した。


途中で、音声が、途切れた。

島田は、慌てず、言った。

「今、少し、途切れた。もう一度、お願いできるか」

井上は、繰り返した。

ビデオの、画面共有中も、井上の、顔を、時々、見た。

最後に、チャットに、要点を、書いた。

「今日の、ポイントは、①企画の方向性の、見直し、②先輩へのヒアリング」

井上は、そこへ、「ありがとうございます」と、返した。


一か月後、井上は、画面越しでも、自分から、話すようになった。

島田は、手帳に、書いた。

オンラインでは、反応を、大きめに。

その下に、足した。

間を取って、チャットも、使う。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

Stories

ほかの物語

人間関係の話を先に並べています。

物語を、テーマ別に探す

悩みのテーマ

「心理的安全性・積極的傾聴」を、続けて読む

このテーマの記事を、読む順番で見る