「お客様に寄り添う」を、場面と数字に直した部長が、現場を動かした話
誰も反対しない言葉は、誰も動かさない。三コールと、当日十八時、という言葉に、直した。
読むStory
不動産会社の、企画課長、宮原は、毎週、定例会議を、開いていた。
いつも、一時間、かかった。
話は、盛り上がる。
だが、終わっても、何が決まったのか、分からない。
部長が、言った。
「結局、今日は、何を、決めたかったんだ」
宮原は、答えられなかった。
先輩の、ファシリテーターに、聞いた。
「会議の前に、四行を、書け」
一行目、成果。会議が終わったとき、何が決まっているか。
二行目、議題。何を、どの順番で。
三行目、役割。進行、書記、時間係。
四行目、ルール。
次の週、宮原は、前日に、メールを、送った。
成果。来月の、販促の重点を、三つに、絞る。
議題。三つ、各十分。
役割。進行は、宮原。書記は、林さん。時間係は、渡辺さん。
ルール。スマホは、閉じる。発言は、一分まで。
当日、会議は、三十分で、終わった。
林さんが、画面に、書いた。
決まったこと。三つの重点。
担当。期限。
参加者は、その場で、確認できた。
部長が、言った。
「今日は、はっきりしていたな」
宮原は、手帳に、書いた。
成果を、動詞で書く。
その下に、足した。
会議の前日に、四行を送る。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
Stories
キャリアの話を先に並べています。
誰も反対しない言葉は、誰も動かさない。三コールと、当日十八時、という言葉に、直した。
読むアイデアを出した端から、「それは難しい」と言われる。広げる時間と、絞る時間を、分けた。
読む盛り上がった会議ほど、何も動かなかった。最後の五分で、決定と担当と期限を、確認するようにした。
読む売上十パーセント増、では、誰の胸にも響かなかった。一年後のある月曜の朝を、書いた。
読む一番大事な議題が、最後に回って、いつも、時間切れだった。順番を変えて、時間を区切った。
読む十社に、薄く通って、一社も、決まらなかった。一社に、三か月、寄せたら、道が、開けた。
読む全国の大手と、同じ土俵に立つのを、やめた。狭い範囲なら、勝てた。
読む誰にでも売れる、と言うほど、誰にも届かなかった。一文にしたら、営業が、揃った。
読む悩みのテーマ