悩みのテーマ ファシリテーション・選択と集中・物語で見せるゴール

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最初の議題で終わる会議に、課長が時間の箱を置いた話

商社 営業企画課長・40代後半 キャリア

商社の、営業企画課長、竹内の、会議は、いつも、同じ形だった。

最初の議題で、盛り上がる。

三十分、使う。

二つ目に、入る時、残りは、十分。

最後の、一番大事な議題は、時間切れで、翌週に、回った。

三週続けて、回った。


部長が、言った。

「重要な件が、決まらないのは、問題だ」

竹内は、反省した。

だが、話を止めるのは、気が引けた。


後輩の、細川が、言った。

「時間の箱を、決めたら、どうですか」

竹内は、聞き返した。

「箱」

「議題ごとに、使ってよい時間を、先に決める。重要なものを、先にする」


次の会議で、竹内は、言った。

「今日は、三つ。重要な、予算の件を、最初に。二十分。次に、人員が、十五分。最後に、その他が、十分。予備を、五分」

時間係を、細川に、頼んだ。

残り五分で、知らせる。


予算の件は、二十分で、ほぼ、結論が出た。

残りの、細かい点は、翌週に、回した。

「次回の議題に、入れます。担当は、竹内です」

時間が来たら、一度、区切った。

その代わり、「何が決まらなかったか」と「誰が、いつまでに」を、確認した。

全議題が、予定通り、終わった。


竹内は、手帳に、書いた。

重要な議題を、先に。

その下に、足した。

時間が来たら、次回に回す担当を決める。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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