悩みのテーマ ファシリテーション・選択と集中・物語で見せるゴール

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部長が、数字の目標をやめて、「一年後の月曜日」を物語にした話

総合建設会社 設計部長・50代前半 キャリア

総合建設会社の、設計部長、金子は、部門の、目標を、発表した。

「来期は、設計の、生産性を、十パーセント、上げます」

拍手は、起きた。

だが、部員の、反応は、薄かった。

一か月後、金子は、気づいた。

誰も、その目標の、話を、していない。


先輩の、経営企画部長に、相談した。

「数字は、頭で、分かる。胸には、入らない」

「どうすれば」

「達成した、後の、ある一日を、物語にして、見せろ」


金子は、週末に、書いた。

一年後の、ある月曜日。

朝九時。設計部の、藤原さんは、昨日の夜に、図面の、チェックを、終えている。

ツールが、自動で、干渉を、見つけてくれる。

藤原さんは、午前中を、新しい建物の、アイデア出しに、使う。

午後三時。定時の、三時間前に、日報を、書き終える。

月の、残業は、十五時間。今は、三十五時間だ。


物語は、部員全員に、配った。

読んだ後、金子は、聞いた。

「自分の立場では、どう見えますか」

若手の、三浦が、言った。

「この、朝の、チェックが、本当に、できたら、助かります」

ベテランの、柳田が、言った。

「干渉の、チェックは、今の手作業では、無理です。ツールの、導入が、必要です」

物語が、議論のきっかけになった。


半年後、チェックの自動化が、始まった。

藤原と、三浦が、中心になって、進めた。

金子は、手帳に、書いた。

数字の前に、一日を、描く。

その下に、足した。

事実に、つながっていることを、確かめる。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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