悩みのテーマ 同調圧力・社会的証明・規範づくり

Story

課長が、朝礼で「五分だけ」と宣言して、続いた話

運送会社 配車課長・40代前半 やる気

運送会社の、配車課長、浜田は、毎年、年初に、決めていた。

毎日、一時間、計画を、立てる。

一週間で、やめた。

三年、続けて、同じことを、繰り返した。


先輩に、愚痴を言った。

「意志が、弱くて」

先輩は、笑って、言った。

「決め方が、大きすぎるんだよ」

「小さく決めて、人に言ってみろ」

浜田は、半信半疑で、頷いた。


翌朝、浜田は、朝礼で、言った。

「毎朝、始業前に、五分だけ、今日の配車の計画を、書きます」

五分。

それだけ。

「今週いっぱい、やります」

期限も、入れた。

部下の、中西が、言った。

「課長、書いたら、見せてくださいよ」

みんなが、笑った。


その日から、浜田は、五分、書いた。

書けない日も、ある。

だが、「宣言したから」と、思うと、机に、向かった。

三日目、中西が、言った。

「今日も、書きましたか」

「書いた」

「えらいですね」

その、一言が、嬉しかった。


一週間後、浜田は、朝礼で、言った。

「今週は、続きました。来週も、続けます」

宣言を、更新した。

その後、無理な日は、「今日は、三分でした」と、報告した。

やり方を、小さくして、続けた。

半年後、五分は、十分に、変わっていた。


浜田は、手帳に、書いた。

小さく、宣言する。

その下に、足した。

応援してくれる相手に、言う。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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