悩みのテーマ ランチェスター戦略・マーケティング・セールス

Story

業界首位の営業部長が、小さな競合の動きを、先に点検した話

事務機器販売会社 営業部長・50代前半 キャリア

事務機器販売会社の、営業部長、岡崎は、地域の、シェアで、一番だった。

取引先は、多い。

品ぞろえも、一番。

だから、岡崎は、安心していた。

ある日、若手の、営業が、言った。

「最近、小さな、販売店が、一部の、顧客を、取っています」

岡崎は、聞き流した。

「小さな、店だ。大したことはない」


その夜、岡崎は、以前に読んだ、ランチェスター戦略を、思い出した。

強者の、戦略。

広く、カバーする。差別化に、素早く、追随する。

手薄な所を、先に、埋める。

そして、強者の、落とし穴は、慢心と、遅さと、小さな顧客を、軽く扱うこと。

岡崎は、自分に、当てはまっていると、感じた。


翌週、岡崎は、顧客を、小口まで、点検した。

その小さな販売店に、移った顧客の、共通点が、見えた。

従業員が、十人以下の、小さな事務所。

そこに、小さな販売店は、「修理の、翌日対応」を、売りにしていた。

自社には、小口向けの、対応の、窓口が、なかった。

手薄な所だった。


岡崎は、すぐに、動いた。

小口向けの、専用窓口を、作った。

修理の、受付は、翌日対応を、標準に、した。

一番小さな顧客の、声を、月に一度、役員に、報告する場も、作った。

半年後、顧客の、流出は、止まった。

その小さな販売店は、別の、地域に、移った。


岡崎は、手帳に、書いた。

強い者ほど、足元を、見る。

その下に、足した。

一番小さな、顧客の声は、今、誰が、聞いているか。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

Stories

ほかの物語

キャリアの話を先に並べています。

物語を、テーマ別に探す

悩みのテーマ

「ランチェスター戦略・マーケティング・セールス」を、続けて読む

このテーマの記事を、読む順番で見る