物流センターの所長が、「気をつけよう」をやめて、点検表を作った話
注意喚起の貼り紙は、十枚あった。ミスは、減らなかった。
読むStory
専門商社の、営業課長、藤本は、毎日、忙しかった。
新規の、飛び込み。
小口の、顧客からの、問い合わせ。
大口の、顧客への、訪問。
全部に、同じように、時間を、使っていた。
それでも、売上は、横ばいだった。
部長に、言われた。
「顧客別の、売上を、並べてみたか」
藤本は、その夜、表計算に、顧客別の、売上を、入れた。
売上順に、並べ替えた。
上位の、十社を、足した。
全体の、七割を、超えていた。
藤本は、画面を、見つめた。
三十社の、うちの、十社が、売上の、大半だった。
一方、時間の、使い方は、逆だった。
小口の、顧客への、対応に、週の、半分を、使っていた。
大口の、顧客には、月に一回、挨拶に行くだけ。
藤本は、考えた。
上位の、十社に、担当を、複数にして、課題を、先に、聞く。
小口は、定型メールと、問い合わせ窓口で、軽くする。
三か月後、上位の、一社が、言った。
「実は、来期、新しい工場を、建てる。設備の、相談に、乗ってほしい」
訪問の回数を、増やしていたから、聞けた話だった。
大型の、受注に、つながった。
一方、藤本は、小口の顧客を、切らなかった。
窓口は、残した。
その中から、翌年、成長して、中口に、なる顧客も、出た。
手帳に、書いた。
成果は、偏っている。だから、時間を、寄せる。
その下に、足した。
小さな顧客は、切らない。軽くして、守る。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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時間の話を先に並べています。
注意喚起の貼り紙は、十枚あった。ミスは、減らなかった。
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