悩みのテーマ パレートの法則・マーフィーの法則・正常性バイアス

Story

事務課長が、「成果の少ない仕事」を切って、困ったことを知った話

卸売会社の事務部 課長・40代後半 時間

卸売会社の、事務部の、課長、井上は、パレートの法則を、習った。

成果の、大半は、一部の仕事から、生まれる。

自分の部署の、仕事を、書き出した。

時間と、成果を、並べた。

成果の、小さい、仕事が、いくつか、見つかった。

備品の、棚卸し。出張精算の、事前確認。

月次の、備品リスト。

井上は、それらを、やめることに、した。


二か月後、問題が、起きた。

監査で、備品の、台帳が、求められた。

台帳は、更新が、止まっていた。

さらに、出張精算の、不備が、増えた。

事前確認を、やめたため、営業からの、申請に、誤りが、増えた。

経理から、苦情が、来た。

「事務部が、確認しなくなったから、こちらが、やり直している」


井上は、反省した。

成果が、小さく、見えたのは、数字の、取り方が、偏っていたから。

売上や、利益には、出ない。

ただ、安全や、信頼を、支える、仕事だった。

井上は、部下の、三宅に、聞いた。

「この仕事、誰が、困る」

三宅は、答えた。

「経理と、監査と、現場の、全員です」


井上は、仕事を、見直した。

備品の、棚卸しは、年に二回に、減らす。完全には、やめない。

出張精算の、確認は、チェックリストに、して、軽くする。

月次の、リストは、自動で、出力する。

時間は、三割、減った。

必要な、役割は、守れた。


井上は、手帳に、書いた。

減らすと、やめるは、別。

その下に、足した。

やめる前に、誰が困るかを、聞く。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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