悩みのテーマ 組織運営の要素と実践での失敗

Story

「誰かがやるだろう」で止まったプロジェクトを、課長が役割の表で動かした話

システム開発会社 プロジェクト課長・40代後半 キャリア

システム開発会社の、プロジェクト課長、佐野は、進捗会議で、気づいた。

重要な、タスクが、一つ、手付かずだった。

顧客への、仕様確認。

「誰の、担当だ」

メンバーは、顔を、見合わせた。

「私が、やると、思っていました」

「いや、佐野さんが、やると」

誰も、手を、付けていなかった。


責任の空白だった。

全員が、誰かが、やるだろうと、思っていた。

佐野は、反省した。

自分も、役割を、明確に、していなかった。

先輩に、相談した。

先輩は、言った。

「役割の、表を、作れ。担当、決める人、相談する人、知らせる人」


佐野は、仕事を、一覧に、した。

二十個の、仕事が、出た。

それぞれに、決めた。

担当。実行する人。

決める人。最終判断をする人。

相談する人。事前に、意見を聞く人。

知らせる人。事後に、共有する人。

仕様確認の、担当は、野口。決める人は、佐野。相談は、設計の、柴田。知らせるのは、チーム全体。


さらに、重複も、見つかった。

二人が、同じ、テストを、していた。

担当を、一人に、した。

決める人が、不在の、仕事もあった。

仮で、佐野が、決める人に、なった。

表は、全員に、共有した。

変更が、あれば、全員に、伝える、と決めた。


一か月後、プロジェクトは、再開した。

野口は、顧客と、仕様を、確認できた。

半年後、表を、見直した。

役割が、変わった人の、名前を、更新した。

佐野は、手帳に、書いた。

担当と、決める人を、明確に。

その下に、足した。

半年ごとに、見直す。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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