悩みのテーマ 不安・緊張・怒り・落ち込み・考えすぎ

Story

設計課長が、「八十点で出す」と決めて、資料が三日早くなった話

設計事務所 課長・40代前半 疲れ

設計事務所の、課長、古賀は、資料を、いつも、遅く、出した。

誤字を、直す。

図の、位置を、ずらす。

色を、揃える。

気づくと、期限の、前日の、夜中。

上司の、島田は、苦笑した。

「中身は、いいんだけどね。もう少し、早く、見たかった」


古賀は、考えた。

誰が、何に、使う、資料か。

今回は、社内の、方針確認用。

飾りは、いらない。

島田に、聞いた。

「今回の、資料、何点で、いいですか」

島田は、笑った。

「八十点。方向が、合っているか、知りたいだけだ」

古賀は、はっとした。

自分は、いつも、百点を、目指していた。


次の、資料から、古賀は、三つ、決めた。

完成の基準を、先に、聞く。

時間を、区切る。二時間まで。

五十パーセントの、ところで、一度、見せる。

二時間で、骨組みを、作った。

島田に、見せた。

「方向は、これで、いい。ただ、三ページ目は、不要」

早めに、直せた。


提出は、期限の、三日前だった。

島田は、驚いた。

「早いな。いい出来だ」

古賀は、手帳に、書いた。

八十点で、出す。出してから、直せる。

その下に、足した。

百点を、一つより、八十点を、三つ。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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