悩みのテーマ 失敗から立ち直る

Story

「自分は無能だ」と思った課長が、成功を五つ並べて、失敗を一部に戻した話

広告代理店 営業課長・40代前半 疲れ

広告代理店の、営業課長、武田は、半年、準備した、大型案件を、失注した。

競合の、会社に、決まった。

その知らせを、聞いた夜、武田は、思った。

自分は、無能だ。

営業課長に、向いていない。

その言葉が、何度も、頭に、浮かんだ。


数日後、先輩の、梅田に、愚痴を、こぼした。

梅田は、聞いた後、言った。

「失注したのは、何だ」

「案件です」

「無能なのは、誰だ」

武田は、言葉に、詰まった。

「案件を失ったことと、人間の価値は、別だ」

梅田は、ノートを、渡した。

「過去三年の、成功した仕事を、五つ、書いてみろ」


武田は、書いた。

新規の、取引先を、三社、開拓した。

後輩の、育成に、成功した。

トラブル対応で、顧客に、感謝された。

年間の、売上目標を、二年連続で、達成した。

部門の、表彰を、受けた。

五つ、書くのは、思ったより、簡単だった。


次に、今回の失注を、一行で、書いた。

大型案件を、失注した。

五つの、成功の、横に、並べた。

大きさが、違った。

失注は、仕事の一部で、成功は、積み重ねだった。

「無能」という言葉は、事実に、合っていなかった。


武田は、失注の原因を、分析した。

競合が、価格で、上回った。

提案の、柔軟性が、足りなかった。

直せる点は、直せる。

人格は、関係なかった。

武田は、手帳に、書いた。

行動と、自分を、分ける。

その下に、足した。

責任は、取る。自己否定は、しない。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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