定年後に、月数万円を稼ぐ道を、経験から探した課長の話
大きく稼ぐ必要は、なかった。小さな収入と、役割が、暮らしを、変えると、知った。
読むStory
通信機器メーカーの、製造課長、藤井は、部下たちから、不満を、聞いた。
「手戻りが、多すぎます」
「設計の、変更が、遅すぎる」
藤井は、部長に、そのまま、伝えた。
「現場から、不満が、出ています」
部長は、眉を、寄せた。
「君は、どう思っているんだ」
藤井は、返事に、詰まった。
不満を、運んだだけの、自分が、責められた。
先輩が、言った。
「伝書鳩に、なるな。事実と、提案に、変えて、渡せ」
藤井は、翌週、準備した。
事実と、感情を、分けた。
感情。手戻りが、多くて、疲れる。
事実。この三か月の、手戻りは、十二件。そのうち、八件は、設計変更の、連絡が、遅れた、ことが、原因。
影響も、数字に、した。
手戻り一件あたり、平均、三時間。
三か月で、三十六時間。
残業が、月、十二時間、増えている。
さらに、提案を、用意した。
設計変更を、決めたら、その日のうちに、製造に、チャットで、連絡する。
部長に、伝えた。
「現場から、手戻りに、関する声が、あります。この三か月で、十二件、三十六時間の、ロスです。設計変更の連絡を、当日中に、行う運用を、提案します」
誰が、言ったかは、出さなかった。
部長は、黙って、聞いた。
「分かった。設計部に、話してみる」
二週間後、設計変更の、当日連絡が、始まった。
藤井は、部下に、報告した。
「部長に、伝えた。当日連絡が、始まる」
部下は、少し、驚いた顔で、言った。
「本当に、動くんですね」
手戻りは、半分に、減った。
藤井は、手帳に、書いた。
事実、影響、提案。
その下に、足した。
結果は、必ず、部下に返す。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
Stories
キャリアの話を先に並べています。
大きく稼ぐ必要は、なかった。小さな収入と、役割が、暮らしを、変えると、知った。
読む「遅刻するな」では、変わらなかった。「一か月で、半分に」と、本人が決めたら、動き出した。
読む怠けだと思っていた。聞いてみると、三か月、眠れていなかった。叱らずに、よかった。
読む遅刻する本人以外の、周りも、見ていた。不満を放置したら、チームの空気が、変わっていた。
読む目立つ日だけ、覚えていた。記録を取ると、週二回の、決まった曜日に、遅れていた。
読む立派な遺言は、重い。連絡先、お金の所在、医療の希望。三ページから、始めた。
読む全員の納得は、無理だった。目指したのは、理解と、受け止める時間を、渡すことだった。
読むどちらかに従えば、もう一人に、責められる。決めるのは、自分ではなかった。
読む悩みのテーマ