銀行の支店長代理が、週二回の十分間で、階段が楽になった話
ジムは、三回で、やめた。十分だけなら、続いた。
読むStory
食品会社の、課長、原田は、睡眠を、削っていた。
夜中の二時まで、メールを、返す。
朝は、六時に、起きる。
四時間の、睡眠だった。
最近、会議で、同じ質問を、何度も、してしまう。
部下の、持田が、そっと、言った。
「課長、先ほども、それ、聞かれました」
原田は、顔が、熱くなった。
その夜、原田は、思い出した。
先月の、健康診断の、問診票。
睡眠時間、五時間未満。
医師の、メモが、あった。
睡眠を、整えること。
原田は、小さく、決めた。
起きる時刻を、毎日、六時半に、揃える。
休日も、同じ。
朝は、カーテンを、開けた。
通勤は、一駅、歩いた。
夜は、寝る一時間前から、スマホを、置いた。
寝酒は、やめた。
最初の週は、眠れない夜が、あった。
三十分、眠れなければ、起きて、本を、読んだ。
三週間後。
朝の会議で、原田は、気づいた。
頭が、軽い。
質問が、一度で、済む。
持田が、言った。
「課長、最近、判断が、早いですね」
原田は、笑った。
「寝ているからだ」
手帳に、書いた。
寝る時間は、削る時間では、ない。
その下に、足した。
起きる時刻を、揃える。それだけで、朝が、変わる。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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ジムは、三回で、やめた。十分だけなら、続いた。
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