悩みのテーマ 萎縮したチーム・発言が出ない組織 関連 心理的安全性・積極的傾聴

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部長が先に「分からない」と言ったら、質問が出るようになった話

システム開発会社 開発部長・50代前半 人間関係

システム開発会社の、開発部長、中島は、会議で、聞いた。

「質問は、ありますか」

誰も、手を挙げなかった。

静かな、会議だった。

中島は、思った。

みんな、理解している。

だが、新人の、一人が、後で、先輩に、こっそり、聞いていた。

「さっきの、説明、よく、分からなかった」

先輩が、答えていた。


その様子を、見た、中島は、気づいた。

質問が、出ないのは、聞きにくいからだ。

自分の、聞き方が、悪かったのか。

それとも、過去に、質問を、軽く扱って、しまったのか。

中島は、次の会議で、変えることに、した。


会議の冒頭で、言った。

「今日の、資料に、新しい、専門用語が、出てくる。実は、私も、この用語は、完全には、理解していない。教えてほしい」

部下たちは、少し、驚いた。

部長が、分からないと、言った。

新人の、一人が、手を挙げた。

「その用語は、私も、よく分かりません」

中島は、言った。

「分からないと、言ってくれて、助かった。いい質問だ」


さらに、会議に、質問の、時間を、設けた。

「馬鹿な質問は、ない」

そう、ルールに、した。

質問を、した人には、必ず、「ありがとう」と、返した。

質問を、後回しにせず、その場で、答えた。


一か月後、会議で、質問が、毎回、三件以上、出るようになった。

新人の質問も、減らなかった。

中島は、手帳に、書いた。

上司が、先に、知らないと言う。

その下に、足した。

質問した人を、認める。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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