悩みのテーマ マルチタスク・フラット組織・マトリクス組織 関連 残業・時間・抱え込み

Story

技術研修会社の課長が、開発と教育を「主七割・従三割」に分けた話

技術研修会社 課長・40代後半 時間

技術研修会社の、課長、野田は、四半期の、振り返りで、困っていた。

開発も、教育も、サポートも、全員が、少しずつ、やっていた。

成果は、どれも、中途半端だった。

教育の、教材は、更新が、遅れている。

開発の、新機能は、ほとんど、進んでいない。

サポートの、問い合わせは、積み上がっている。

野田は、部下の、四人を、見渡した。

全員が、疲れていた。


その夜、野田は、悩んだ。

どれも、必要だった。

開発を、減らせば、会社の、強みが、弱まる。

教育を、減らせば、売上が、落ちる。

サポートを、減らせば、お客様が、離れる。

一つに、絞れない。

翌日、野田は、同僚の課長、小森に、相談した。

「どれも、絞れない」

小森は、言った。

「絞れないなら、主と従に、分けたら、どうだ」

野田は、顔を、上げた。


小森は、紙に、書いた。

主の仕事、七割。従の仕事、三割。

「全員が、同じ主だと、他が空く。人ごとに、主を、ずらす」

野田は、考えた。

四人の、主を、決めた。

Aは、開発が、主。教育が、従。

Bは、教育が、主。開発が、従。

Cは、開発が、主。サポートが、従。

Dは、教育が、主。サポートが、従。

そして、四半期ごとに、主を、入れ替える。


最初の、四半期、野田は、全員に、説明した。

「今期の、あなたの、主は、これ。七割は、これに、使う。従は、三割まで。従の仕事の、範囲は、これだ」

Cが、聞いた。

「従の、依頼が、三割を、超えたら、どうしますか」

「入れ替えで、受ける。私が、調整する」

三か月後、成果が、出始めた。

新機能の、一つが、完成した。

教育の、教材も、更新できた。


四半期の、振り返りで、野田は、全員に、聞いた。

「主と従の、割合は、守れたか」

Aが、答えた。

「七割は、守れました。深く、取り組めたのは、久しぶりです」

野田は、手帳に、書いた。

絞れないなら、主と従に、分ける。

その下に、足した。

七対三。期間で入れ替える。従の範囲は、先に書く。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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