動くべき問題と、待てばよい問題を、課長が三つの問いで切り分けた話
全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
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教育サービス会社の、教務課長、横山は、部下に、期待しては、がっかりしていた。
「これくらい、できるだろう」
そう、思って、任せる。
期待通りに、ならない。
「また、か」
胸の中に、苦い、ものが、たまった。
ある日、同僚の、課長に、愚痴を、こぼした。
同僚は、言った。
「期待を、全部、同じ重さで、持っているんじゃないか」
横山は、聞き返した。
「重さ」
「必ずやること、できれば、やってほしいこと、できたら、嬉しいこと。三つに、分けてみろ」
横山は、ノートに、書いた。
新人の、田辺に、任せる、研修資料の、作成について。
最低限。期限までに、提出する。
期待。誤字が、ない。
希望。参加者の、反応を、踏まえた、提案がある。
三つに、分けると、気持ちが、軽くなった。
今まで、すべてを、「期待」として、持っていた。
提出された資料は、期限は、守られていた。
誤字は、二か所、あった。
提案は、なかった。
以前なら、がっかりしていた。
だが、今回は、違った。
最低限は、満たしている。
期待は、八割。
希望は、まだ、早い。
「期限を、守ってくれて、助かった。誤字は、次回、チェックリストで、見よう」
田辺は、ほっとした顔で、頷いた。
三か月後、田辺は、自分から、言った。
「次は、受講者の、アンケートを、入れた、提案を、してみたいです」
希望の部分が、向こうから、出てきた。
横山は、手帳に、書いた。
期待は、三つに、分ける。
その下に、足した。
下げるのは、諦めでなく、調整。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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疲れの話を先に並べています。
全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
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