悩みのテーマ 疲れ・気疲れ・休み方 関連 期待と裏切り・期待のズレ

Story

期待を三段階に分けた課長が、「裏切られた」と思わなくなった話

教育サービス会社 教務課長・40代後半 疲れ

教育サービス会社の、教務課長、横山は、部下に、期待しては、がっかりしていた。

「これくらい、できるだろう」

そう、思って、任せる。

期待通りに、ならない。

「また、か」

胸の中に、苦い、ものが、たまった。


ある日、同僚の、課長に、愚痴を、こぼした。

同僚は、言った。

「期待を、全部、同じ重さで、持っているんじゃないか」

横山は、聞き返した。

「重さ」

「必ずやること、できれば、やってほしいこと、できたら、嬉しいこと。三つに、分けてみろ」


横山は、ノートに、書いた。

新人の、田辺に、任せる、研修資料の、作成について。

最低限。期限までに、提出する。

期待。誤字が、ない。

希望。参加者の、反応を、踏まえた、提案がある。

三つに、分けると、気持ちが、軽くなった。

今まで、すべてを、「期待」として、持っていた。


提出された資料は、期限は、守られていた。

誤字は、二か所、あった。

提案は、なかった。

以前なら、がっかりしていた。

だが、今回は、違った。

最低限は、満たしている。

期待は、八割。

希望は、まだ、早い。

「期限を、守ってくれて、助かった。誤字は、次回、チェックリストで、見よう」

田辺は、ほっとした顔で、頷いた。


三か月後、田辺は、自分から、言った。

「次は、受講者の、アンケートを、入れた、提案を、してみたいです」

希望の部分が、向こうから、出てきた。

横山は、手帳に、書いた。

期待は、三つに、分ける。

その下に、足した。

下げるのは、諦めでなく、調整。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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