夕方の頭痛の原因は、目の疲れだった。課長が二十分ごとに窓を見た話
頭痛薬を、飲み続けていた。原因は、画面を、休みなく、見続けていたことだった。
読むStory
広告会社の、営業課長、橋本は、布団に、入っても、スマートフォンを、手放せなかった。
仕事のメールを、確認する。
SNSを、眺める。
ニュースを、読む。
気づくと、一時間が、経っていた。
頭が、冴えて、眠れない。
朝は、疲れていた。
橋本は、数えてみた。
過去三か月で、夜の、メールで、本当に、緊急だった、ものは、何件か。
ゼロだった。
すべて、翌朝でも、間に合う内容だった。
橋本は、驚いた。
自分は、何を、確認して、いたのか。
橋本は、三つの設定を、した。
通知。夜の、二十一時から、朝七時までは、仕事の通知を、オフに、した。
置き場所。スマホを、寝室の外の、充電器に、置いた。目覚まし時計は、別に、買った。
終了の合図。仕事を終える時に、パソコンを、シャットダウンして、手帳を、閉じる。
そして、緊急連絡を、決めた。
電話だけは、鳴る設定に、した。
本当に、必要な、相手、三人だけを、許可した。
部下と、上司にも、伝えた。
「夜は、メールを、見ません。緊急の時は、電話を、ください」
誰も、反対しなかった。
むしろ、上司は、言った。
「私も、そうしよう」
最初の、三日は、落ち着かなかった。
寝る前は、紙の本を、読んだ。
明日の予定を、紙に、書いた。
二週間後、眠りに、入るまでの時間が、短くなった。
夜中に、目が、覚めることも、減った。
朝の、頭の、重さが、取れた。
電話が、鳴った夜は、一度も、なかった。
橋本は、手帳に、書いた。
夜は、仕事の通知を、切る。
その下に、足した。
緊急は、電話だけにする。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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疲れの話を先に並べています。
頭痛薬を、飲み続けていた。原因は、画面を、休みなく、見続けていたことだった。
読む眠れない原因を、仕事のせいだと思っていた。二週間、記録したら、午後の三杯と、寝酒が、見えた。
読む一言でまとめると、何も、見えなかった。感情に、細かい名前をつけると、扱いやすくなった。
読むできなかったことばかり、目に入った。事実だけを、一行ずつ、書き続けたら、見え方が変わった。
読む立場上、本音は、言えない。部下にも、上司にも。孤独を、少しずつ、薄めた。
読む胸が詰まったまま、メールを書くと、きつい言葉が出る。まず、六秒、吐いた。
読む土日に、昼まで寝ていた。月曜は、いつも、重かった。起きる時間を、そろえたら、変わった。
読む全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
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